七夕での飾りつけや五色の短冊の意味や由来は?

今回は七夕の飾りつけと五色の短冊についての意味や由来を
書きたいと思います。

 

七夕での飾りつけの意味や由来は?

七夕は室町時代以前に宮中行事として行われたと考えられています。

中国の唐の時代に織女(織姫)星に裁縫の上達を祈願する行事と民間信仰である
天の川伝説が一緒になったお祭り行事が生まれ、やがて日本へと伝わりました。

日本ではそれが日本古来の神事である「棚機(たなばた)」やお盆の行事などと
合わさって独自の進化をしました。

宮中では、ごちそうを供えて竹に五色の糸と布、灯明などを飾りつけ、和歌を
詠んだり雅楽を演奏したりして、裁縫だけでなく和歌や楽器、書道など当時の
貴族がたしなんだ様々な芸事の上達を祈るようになりました。

庶民に広がったのは江戸時代ですが、当然昔の貴族のように豪華に飾り立てる
ことはできませんでしたので、それをいろ紙などを使って表現しました。

それが現在の七夕の飾りつけの元となっています。

それでは具体的に見て行きましょう。

七夕での飾りつけの意味や由来を具体的に解説

・紙衣(かみごろも)・・・意味:裁縫の腕前が上達しますように。

 日本古来の神事である「棚機(たなばた)」が起源。棚機女(たなばたつめ)という
 女性が織り、神様に捧げた着物をあらわしたもの。これが中国の織女星の行事と
 結びついたと推察できます。
 もっとも神聖であることから竹の一番上に飾られました。

・吹き流し(ふきながし)・・・意味:織姫のように裁縫が上手になりますように。

 もともとは本物の針や糸を飾ったものが現在のように変化しました。
 中国の「乞巧奠(きこうでん)」が起源と考えられます。

・短冊(たんざく)・・・意味:願い事が叶い、字が上手になりますように。

・織姫と彦星(おりひめとひこぼし)・・・意味:仲良くいられますように。

・折鶴(おりづる)・・・意味:家族が長生きしますように。

・投網(とあみ)・・・意味:豊漁・豊作になりますように。  

・屑籠(くずかご)・・・意味:整理、整頓、物を粗末にしないように。  
 
・巾着(きんちゃく)・・・意味:お金が貯まりますように。  
  
・提燈(ちょうちん)・・・意味:心を明るく照らしますように。

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・ひし形つづり(菱飾り)・・・意味:星が連なる天の川をイメージしたもの。

・輪つなぎ・・・意味:心に抱いた夢がいつまでもつながっていきますように。

・三角つなぎ・四角つなぎ・・・意味:織姫様のように裁縫が上手になりますように。 

 吹き流しと同じ意味のものです。もともと三角や四角の布を飾りました。

・貝つなぎ・・・魚や貝がたくさん獲れますように。

 投網と同じ意味のものです。神様、織姫さまにお供えした山海の幸、あるいは
 豊漁・豊作を祈るお盆の行事からと推察できます。

七夕での五色の短冊の意味や由来は?

七夕の習慣が広く庶民のあいだで行われるようになったのは江戸時代ですが、
それまで短冊に願い事を書くという風習はありませんでした。

宮中行事では、植物の葉などに和歌を書いたりして和歌あるいは書道の上達を
祈願して飾ったといいますから、その辺りが起源と言えるかもしれません。

短冊というのは、短歌などを書くための紙片で、当時寺子屋で勉強していた
学生が習い事の上達を願って短冊に書き、七夕の竹に飾ったのが始まりだと
言われています。

七夕の歌に「五色の短冊~わたしが書いた♪」とありますが、

あれは中国の陰陽五行説(木・火・土・金・水の5つの要素で自然が成り立つという説)に
由来していて、青(または緑)・赤・黄・白・黒(または紫) の5色を指しています。

・青(または緑)→植物の緑をあらわす
・赤     →火や炎をあらわす
・黄     →土、大地をあらわす
・白     →金属をあらわす
・黒(または紫)→水、生命の源をあらわす

また、礼・仁・信・義・智の儒教の徳の考えをあらわしているという説もあります。

まとめ

ちょっと見ただけは意味のわからないようなものもある七夕の飾りつけですが、
このように意味や由来を見てくるとまた今までとは違った見方になるのでは
ないでしょうか。

七夕は日本古来の「棚機(たなばた)」の神事や中国の「乞巧奠(きこうでん)」、
天の川伝説にお盆の風習など各時代の様々なものを取り入れて現在も夏の風物詩として
私たちを楽しませてくれています。

もし今度七夕の飾りつけをする機会がありましたら、是非あなたの気持ちがこもった
オリジナルの飾りつけを加えてみてはいかがでしょうか?

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