七夕で笹竹の意味や由来は?五節句と古来からの笹竹信仰

七夕の意味や由来については、

七夕の意味や由来は?棚機(たなばた)と天の川伝説と乞巧奠(きこうでん)

で書かせていただきましたが、今回は、

「それはわかったけど、そもそも七夕に笹竹を使うのはなぜ?」

という疑問にお答えします。

  

七夕で笹竹を使う意味や由来は?

もちろんこれも諸説あるのですが、中でも有力な

「五節句」

「古来からの信仰」

について書きたいと思います。

五節句

七夕は古くから行われている日本のお祭り行事の一つですが、
昔のこよみ(カレンダー)で考えた場合、1年間の重要な節目を
あらわす五節句の一つにも数えられています。

1年には5つの節句があり、それぞれの節句にはシンボルとなる植物が
あります。

・1月7日 人日(じんじつ)の節句・・・春の七草

・3月3日 上巳(じょうみ)の節句・・・桃

・5月5日 端午(たんご)の節句・・・菖蒲

・7月7日 七夕(しちせき)の節句・・・竹

・9月9日 重陽(ちょうよう)の節句・・・菊

つまり7月7日の節句のシンボルとなる植物が竹なのです。

七夕に笹竹を使うようになったのは室町時代の宮中行事ではないか
と言われています。

古来からの笹竹信仰

日本では笹竹は古来から邪気を祓(はら)う力があると考えられてきました。

高くまっすぐに伸び、根は強靭で生長が早いことから笹竹の内側の
空洞部分には神霊が宿るとされ、神聖視されていました。

余談ですが、このような当時の考えを踏まえれば「竹取物語」の
かぐや姫が竹からあらわれたのは納得ですよね。

当時の人々は神社などでは、特に神聖な場所には笹竹を立てて邪気から
守りました。

また、民間でも田などで稲の生長を阻害する虫から守るために笹竹を
用いました。

その他、ご飯を笹の葉で包んだり、水を竹筒に入れているところを
時代劇で見たことがある方もおられると思います。腐敗を防いだり
その他色々なものから守る意味が込められていました。

現代でも地鎮祭や神式の葬儀で笹竹を立てているのを見ることが
できます。

まとめ

7月7日の節句のシンボルが竹であったことと、
日本古来の笹竹を神聖視する信仰が元々あったところに

中国から天の川伝説と織姫に裁縫の上達を祈願する
乞巧奠(きこうでん)が一緒になった行事が伝えられた時、

日本の昔からの神事であった「棚機(たなばた)」の存在と相まって
自然と笹竹を立てるようになったのだと推測されます。

「葉の擦れ合う音は神を招き、幹は神霊を宿す依代(よりしろ)になる」

という笹竹は、織姫さまと彦星さまに願いを届けるにはピッタリでは
ないでしょうか。

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